2011年4月17日日曜日

【ドイツ旅行記3】03.02/ Jewish Museum Berlin


間が開きましたが、ドイツ旅行記3日目です。
3日目はデザイン事務所、ユダヤ博物館、ホロコースト記念碑に行ってきました。

初日/1日目

どこかの駅で見つけたオサレな服屋さん。ミシンで飾られてます。

今回の旅行は先生も同伴ということで、ベルリンのデザイン事務所訪問という素晴らしい旅程に…ってどう見ても卒業旅行ではない笑(行く先々で言われた)
しかも先輩に到っては修論のプレゼンも…笑

てなわけで、この日と次の日は午前中はデザイン事務所にお邪魔して、お昼からは観光という流れでした。
初日はWeb系の有名な会社へ。クライアント紹介の場面では有名所がわっさわっさ。いや半分以上知らなかったけど。でもパンダのロゴで有名なアソコとか、オークションといえばのアソコとか、すげかったです。そして差し出されたドーナツが後悔するくらい甘かった。日本の甘さとドイツの甘さ違いすぎワロタ
ちなみに両日とも伺った会社には日本人のスタッフの方がいらっしゃって、こちらのSさんとはお夕飯をご一緒させて頂けることになりました♪
そんなお約束をして、午後はジューイッシュミュージアム、ユダヤ博物館・ベルリンへ。

ベルリン・ユダヤ博物館



上部に見えるロゴ。デザインは博物館を真上から見た形になっています

建築家はダニエル・リベスキンド。彼自身もユダヤ系です。ちなみにWTC跡地のタワーも彼によるものとなるようです。
建築自体はとても異質な形をしていて(上の写真参照)、斜角によって構成されています。

入り口

まずは旧館でチケットを買ってから、地下へと移動します。下から上、上からへと昇り、またここから出ます。


ライブラリ


入り口から降りると、まずは資料室を廻ります。主に映像やコンピュータでの閲覧となります。


資料室を出ると、そのまま奥へ直進し、上へ。

地下から再び地上へと昇る


上から下を


この博物館、ここからが本番。様々な手法でユダヤ人の歴史を紹介しています。
例えば上の写真は手前に見えるドラムマニアっぽいものを叩くと画面の遷移が行えます。
他にも開かれた白紙の本に上からプロジェクションをして、息を吹きかけると映像がめくれたり。
中でも「面白い!」と思ったのは


こちら。もはやここまでくると「なんでこの動きと内容を繋ぎ合わせようと思ったんだろ?」なんて考えてるのがバカバカしくなります笑
とにかく楽しみながら学んでもらおうという粋が随所に散りばめられています。


よく見ると文字が書かれています


様々な仕掛けがあるのでついついコンテンツの中身を理解しようと頑張ってみたのですが、いかんせんユダヤについての知識がほぼないので、すぐに頭が痛くなってしまいました。
あとでその話を先生にしたら「ここは中身よりも建築を見たほうがいいとこだからね〜」と一言(笑

他の美術館への案内。日本でもこういうのあったらな〜

続いて、ミュージアムをあとにバウハウス・アーカイブへ。
(ちなみにこの日のお昼はえのパン屋さん。チーズパンを頼んだのにおっさんがオリーブ入り持ってきた…)
こちらはベルリン市内にあるバウハウスの資料館です。

バウハウス・アーカイブ入り口

第1話「京都工繊で見た、ような」

正直、前日に本物のバウハウスを見てしまったので「アーカイブぅ?いやいや昨日本物見たしw」とタカをくくっていたのですが、ここがまた面白いのなんの。
撮影禁止だったので文章だけになってしまうのですが、当時の学生の課題作品が大半を占めています。大きく分けて3つのカテゴリに別れており、その他は建築模型・写真ブース、マルセル・ブロイヤーのブースとなっています。
数年前に藝大でバウハウス・デッサウ展がありましたが、そこで展示されていたものも多数ありました。今も昔も、デザイン教育は変わってないのですね。というか、バウハウスのカリキュラムが始まりか。
課題作品とは言え、とても魅力的な作品が数多く、とても勉強になりました。良くも悪くも「バウハウス的」と言ってしまえばそれまでなのかもしれないけど、僕は大好きです。

館内で見つけたモビルスーツっぽい電話機

バウハウス・アーカイブの次は「ホロコースト記念碑」を目指して移動。
と、途中に

ベルリン国立美術館・新ギャラリー(ミース・ファン・デル・ローエ)

ミースのベルリン国立美術館。ザ・モダン建築です。
この美術館、中の仕掛けが面白いです。何かと言うと…


天井一面に居酒屋の看板ぽいものが!
写真だとわからないのですが、動画で見ると


動いてる〜!これはインパクト大ですね。これ、後付けなのかなあ?
展示は見ないでひとしきり堪能したあとは

ここがここでそこがあそこで…

ホロコースト記念碑

ホロコースト記念碑へ。
なにかと思う人がほとんどだと思いますが、一言で言うと"場"ですかね。
モニュメントがグリッド上に配されているこの空間は、街中に突然ぽつんと広がっています。おそらくアーカイブに相当するだろう情報センターは開館時間があるのですが、この空間は基本的に出入り自由のように見えます(何しろ歩道と直結しているので)。



空間はすり鉢状になっており、中心に行くほどモニュメントは高くなるので自分が小さくなったかのように錯覚します。

情報センターで




ホロコースト記念碑を歩く


とりあえずこの日の予定はこれで完了。

ではなくッ!
最初に書いたSさんとのお夕飯でした。地元の人もわからなそうな隠れ家どころか秘密基地レベルのお店に連れてって頂き、その後は先生が先に帰ったので別の飲み屋で二次会。
ここでのお話は大きな糧になりました。今後の自分の身の振り方がクリアーになれたと思います。まさかあんな展開になると思っていませんでした。Sさん、先生に感謝感謝です。
そういえばSさんは練馬育ちだそうで、ドイツに来てまでローカルトークで盛り上がってしまいました笑

そんなわけで、夜中の2時までたくさん笑った一日でした。


そうそう、日記の最後にFlickrのSetsを紹介するのを忘れていました。
本日3日目のセットはこちら
2日目、バウハウスはこちら
初日はこちらとなっております。

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