2010年6月5日土曜日

ゆず屋さんの「書体の研究」プレゼントに当選しましたー


みんな、アニメは好きか!漫画は好きか!…フォントは好きか!
アニメ、漫画、ライトノベルなどに使われているフォントの研究・紹介をされているゆず屋さんの「書体の研究好きなだけプレゼント企画」に当選しました。


「書体の研究」とは、ゆず屋の運営をされている山王丸榊さんが発行されている同人誌です。
同人誌、アニメ、漫画というキーワードにマイナスな反応をしてしまう人もいるかもしれませんが、フォントが好きな人なら一読すべき素晴らしい本です。アニメが好き、フォントも好き、な人は今すぐ買うべし!です。

内容はフォントにまつわる1つの事柄を取り上げる「特集」、"ろごたいぷっ!"と呼ばれる、名前の通りアニメや漫画のロゴに使われているフォントを紹介する「連載」の二構成となっています。

「特集」では丸ゴシック、UD(ユニバーサルデザイン)フォント、フォントの買いかた等、クオリティの高いコンテンツが毎号組まれています。
単なる紹介だけに留まらず、UDフォントであれば、それがなぜ生まれたのか、普通の書体との違いは、実用例など、非常に読み応えがあります。

Vol.5「丸ゴシック体 概論」より。

「連載」では一転(?)、濃〜いコンテンツとなっています。毎号5作品程度を挙げ、作品のロゴに使われているフォントの紹介と、それを使用しての"再現"が載っています。なんてあっさり書いていますが、作品毎に使われているフォントを見つけ、しかも「この一文字は別のフォントを使用している」「ここだけ加工されている」と細かいところまで情報がみっちり。驚かされます。

上が正解の再現。「島」の太さが「藍蘭」とは違う。こちらもVol.5より

そして、これらのコンテンツを読みやすくしているデザインも、この本の魅力だと思います。全体的にすっきりとまとめられていて、中身の濃さを感じさせません。ホントは凄い濃いのに(笑

アニメや漫画が好き、な人は最近増えてきていると思います。では、それらのデザインは?となると、興味を持つ人はあまりいなかったりします(ideaがそういう特集組んでたけど)。書体の研究は、その面白さに気づかせてくれる本だと思います。特にフォントはそれだけでも大きくて深い濃い世界ですので、新しい世界への入り口となるでしょう。


というわけで、まさかのプレゼント当選に驚き、せっかくなのでお礼代わりに(なるようなブログではないけれど…)さっくりとではありますが紹介をさせて頂きました。
今年の夏コミにも当選されたそうで、新刊が待ち遠しいです。

そういえば、確かゆず屋さんを知ったのはニュー速のフォントスレだったなあ…と記憶。

0 件のコメント:

コメントを投稿