2010年9月5日日曜日

ことばよことば、

久しぶりの更新です。書きたいネタはたくさんあるのですが、
今日は「親友」をテーマにちょろっとぐだぐだ書いていこうかと思います。



先日、大学の工房で友人や後輩が「親友」をテーマに話し込んでいました(僕は作業中だったので聞き耳のみ)。
それなりに深い?内容で、「親友とはなんなのか」「定義は?」なんてことを話していた…と思います。
その後、別の場所でも同じ話題が出て、それには僕は参加したのですが、その時の「親友ってなんだろう?」という話題に対して、僕は「親友は結果論だと思う」って、ふとそんな言葉が口から出ました。
じつは、親友って言葉、あまり好きじゃないんですよね。

と言うのも、まー情けない話なんですが…
その昔、中学生くらいかな。僕には親友と呼べる友人がいました。向こうも僕のことは親友だと思っていました。小学校…何年生だったかな?1年生?の頃に彼が転校してきてから、毎日のように遊んでいました。
時には夜空を眺めながらお互いの将来を語り合ったり。好きな人を暴露し合ったり。僕がガンダムを好きになったのも彼の影響なんです。
でも、そこは子供。携帯電話が普及してなかった時代だったからかもしれません。別々の高校に進学してからは、めっきり連絡を取らなくなりました。
僕の高校が鬼のように忙しく、毎日疲れる環境でもあったから、自然と交友関係も高校内に収まるようになりました。

で、ある日ふと思ったんですよね。
親友と思っていた人と、こんなにも関係が無くなることがあるんだって…
自分の怠慢と言ってしまえばそれで終わりなのですが、それ以来、親友という言葉を口にするのが怖くなっていました。また誰かを親友だと思ってしまったら、その言葉に自分が縛られてしまうんじゃないかと。

そう思えることで、また別の考え方に出会うこともできました。
親友という言葉を介さずに人を感じたい。言葉に疑問を感じるようになりました。
誰かを心に想うときって、親友だからとか、そういう意識が先には来ないと思うんです。
その人との思い出、感覚的な印象、素敵だなあとか、好きだなあとか、言葉にはならないけど、そんなふんわりした肌触りを感じる。
それで十分なんじゃないかと。その人をその人として感じることができたら、それだけで素敵だと思うんです。
もちろん、そのあとに、だから親友なのかなとか、そう考える人もいると思いますが、僕はそれで満足して、そんな言葉は出てきません(笑
だから、僕にとって最高の関係は何と言うかというと、"友人"なんです。あとはそれぞれ、その人を感じられればいい。
もちろん、親友と呼べるくらい仲の良い、趣味や意見が恐ろしく合う友人もいます。でも、彼のことは親友だと思ったことはないなあ。それこそ思い出が先行していて、だから結果論だという話になりますが、たぶんあと20年くらいして、まだ濃い付き合いをしていたら、その時は「俺たち親友なのかもねえ(笑」って言えるんじゃないかと思います。
ここまで来たら若干トラウマのケがありますね(笑 でもそうだと思います。だけど、今の自分の考え方のほうが、たぶん僕の人生には合っていると思います。

余談ですが、件の連絡を取り合わなくなった彼とは、成人式のあとの同窓会にて無事再会することができました。その時はもう、ひとりの友人としてバカな話に花を咲かせました。
いまどうしているかは、知りません。

そんなこんなで、酔い覚ましにと思ってこんなことを書いてしまいました。まだうまく言葉に昇華しきれていない感覚の部分が残っているけど、概ね満足w

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